自社の強みを持つ Your company’s core competency

自社の強みとはなんだろうか。自社にはあって、他社には無いもの。あるいは、自分にはあって、他人には無いもの。そのようなものが、競争環境下で生き残っていく上で大切なことは言うまでもない。

ブログを書いてみれば一目瞭然である。自社の強みのある会社(人)は、ブログが書ける。反対に自社の強みの無い会社(人)は、読者にとって有用なブログを継続して書き続けることができない。コピペなどを繰り返す人もいる。

ブログは自分の日記帳でもあり、意見表明書でもある。難解なテーマについて書く必要は無い。誰かの役に立てば良い。Googleのような柔軟な発想で、気軽に「自社の強み」を書いてもらいたい。学者ではないので、実務家としての誇りとともに。

昔、(今もか?)、コア・コンピタンスという言葉がビジネス・パーソンの間で流行した。2000年くらいだったと思う。社内での立場を問わず、会議場では、その言葉が飛び交っていた。まるで、ウェルチの「選択と集中」の時と同じように。

自社の強みとは、言い換えれば、コア・コンピタンスのようなもので、経営資源を投下してじっくり育てることが経営者に求められる社内の機能でもある。それ故、曇りの無い眼で真剣に見聞きし、考え、実行の後は、観測と評価が欠かせない。

自社の強みを市場に諮り、市場からの手応えをもらってこそ、現今の経営者と言える。闇雲に流行の波に乗ることは避けよう。今が良いからとそのような波に乗るのは、上値を付けた株を買うようなものである。後は奈落の底にまっしぐらということになりかねない。

世の中の動向を注視しつつ、自分自身の良さと弱みを徹底的に分析することから、一年の計(例えば、年次の事業計画等)が始まる。実際の事業運営に当たっては、そのような分析結果を反映して、例えば、撤退すべき事業分野が無いか、常に考える習慣を身に付ける。

自社を守り、業績をアップし、会社を存続させることは、経営者の「たしなみ」だと思うが、自社の強みを時代の変化に合わせながら、組み立て直し、修繕し、何とか運営する-それを日々実践できなければ、仕舞には会社を赤字製造マシンにしかねない。

そのような覚悟の下、現今の経営者におすすめしたのは、松下電器(現パナソニック)の創業者の「物の見方、考え方」である。アマゾンでも買える。夏に一読を。

コンサルティング八訓 - Consulting Instructions –

 

経営コンサルタントが助言を行う際に心掛けるべきことを8つ書いておきます。

 

  • 自分の心に偽りはないか。
  • 自分の助言により、少なからず相手の事業が左右されることを認識しているか。
  • 自分は相手の何を理解し、何を課題と捉え、どんな解決の方向性を教授するのか。
  • 平常心を持ち、胆力を持つことができているか。
  • 自分の助言を相手は聞き入れることができるか。
  • 長期間付き合える相手と話をしているのか。
  • 助言とは何かを人に説明できるか。
  • 同行二人の気持ちは置き忘れていないか。

 

浅野コンサルティング株式会社

制定 2008年5月

 

ACI Column 「企業の地方進出-その後」

羽黒山の五重塔陽が傾いてきました。外は少しは涼しくなったのでしょうか。明日の本会議に向けて今日は様々な方と意見交換をしています。遠方であっても、第一線の実務者との意見交換は、常々大事にしています。

最近、関西より地方に進出した高い技術力を持つ中小企業の多くが、地方工場の縮小や撤退を視野に検討を進めています。先行きの不透明感と国内市場の冷え込みのためです。顧客は安くてそこそこの品質の海外産に流れます。特に大手の下請けは深刻で、上位取引先の事業見直しなどで一気に仕事が無くなってしまうこともあります。

120827yamagata好景気の時は利益の源泉であった地方工場。地元に雇用をもたらし、産業の空洞化を防ぐ役割も担っていました。しかし本業の収益悪化に歯止めがかからない昨今、「経営効率化」の掛け声の下、遠方から膨大な固定費源の削減が進められようとしています。

一方、地方の立場に立つと、かつては都会からの企業誘致に、地域活性化の大きな期待を寄せていました。山裾に工業団地がいくつも作られ、周辺のインフラ整備も行政主導で進められました。しかし今では、規模縮小や撤退を考える企業の説得に多くの時間を割かなければなりません。

お互いの利害は容易には一致しません。正に難問です。胆力が試されます。玉虫色の答弁書は書く気になれません。経営コンサルタントとして、解決の方向性を模索する日々が続きます。(亮)

 


 

スマホしか手元になかったので、facebookのタイムラインに投稿したところ、多くの方々から返信をいただきました。メールやメッセージでいただいた返信は掲載できませんので、コメントのみ掲載します。

大道 裕之 今まさに私がぶつかっている難題です。一度、処方箋をご相談に伺います。
8月26日 18:43
竹内  睦 昨日は山形、今日は神戸で勉強会おつかれさまです(^^)
8月29日 14:57

平成24年8月26日の山形出張にて