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Cortana 無効化について

運用保守

Windows 10 Anniversary Update (1607) 後に、Cortana (コルタナ)を無効化(停止)する方法をメモしておきます。サービス停止等の通常の方法で上手くいかなかった方は、あくまでも自己責任で試してください。

レジストリーを間違えて変更した場合は、Windows の動作を不安定にする場合がありますので、十分に気を付けて行ってください。

(1) レジストリー・エディターを開く

① Windows キーと「R」を一緒に押して、「ファイル名を指定して実行」のプロンプトを表示させる。

② regedit と入力してリターンキーを押す。

③ エディターからポップアップがあれば、「管理者権限で開く」を選択する。

(2) レジストリー・キーを作成する(当該キーが無い場合)
(既に存在する場合は(3)へ)

① HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Policies → Microsoft → Windows を選択する。(ここの階層を間違えないようにしましょう)

② Windows を選択し、マウス「右」クリックで「新規」→「キー」を選ぶ。

③ 「新しいキー #1」が Windows 内にできるので「Windows Search」と入力する。

(3) キーの値を入力する

① Windows Search を選び、マウス「右」クリックで「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選ぶ。(右側の枠(右ペインといいます)の空白のところを「右」クリックでも同様の操作ができます)

② 「値の名前」に「AllowCortana」と入力する。

③ 「値のデータ」に「0」(ゼロ)を入力して保存する。(作成時は 0 なので、そのままでも OK です)

(4) レジストリー・エディターを終了する

ファイルを選択し、エディターの終了を押す。(これで保存されます)

(5) パソコンを再起動する。

パソコンの一番下のバーの左端(Windows表示の横)の部分の Cortana の入力フォームのところが、以前の「Windowsを検索」になっていれば、Cortana は停止しています。

今月に入ってから、システム運用グループへの相談が多いので、備忘録として記事を書きました。Cortana は、先行の Siri 同様に便利な機能だと思いますが、メモリの少ない方や仕事で使っておられる方には無用の機能かもしれません。

上記の手順後にタスクマネージャーでメモリの部分を見ると、使用量が約1GB減っていることが分かります。タスクマネージャーのプロセスのところには、相変わらず Cortana の表示が残っていますが、気にする必要はありません。

おまけの話ですが、Cortana に入力した情報は、デフォルトの設定では、そのまま Microsoft に送られますので、今回の停止措置で Cortana からの情報の送信も止めることができます。

【追伸】

フォルダ名を強制的に変えるようなやり方を推奨するサイトもありますが、開発部門から言わせていただくと、結論的には止めておいた方がよいでしょう。正当なやり方ではありません。一過性の対象療法と考えますので、やり過ぎはよくありません。