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WMI停止とESETのインストール

運用保守

NECのモバイルパソコン(Windows 10 Home)にESET v12をインストールしようとした際、元から入っていたウイルスバスタークラウドをアンインストールしたにも関わらず、ずっとエラーが表示されてうまくいきませんでした。その時の状況(エラーの概要と試したこと)と私の行った最終的な対処法を書いておきます。お役に立てば幸いです。

エラーの概要

コントロールパネル→プログラムと機能→プログラムのアンインストールと機能からウイルスバスタークラウドを選択してアンインストールしました。そして、他社製ウイルス対策ソフトが無いことを確認しました。(Windows Defenderは残っていても構いません)

その後、ESET v12をダウンロードしてインストールしようとしたところ、

競合するウイルス対策ソフトウェアを検出しました。
検出したウイルス対策ソフトウェア:ウイルスバスタークラウド
上記ウイルス対策ソフトウェアをアンインストールし、再度インストールを実行してください。

ESET Internet Security Installer Error Message

というメッセージが表示され、パソコンを再起動して何度かやり直しましたが、そこから先に進まなくなりました。

ウイルスバスタークラウドの削除ツールも試しましたが、結果は変わりませんでした。(その他に、関連フォルダを消したり、レジストリ内のアンインストールごみを掃除したりしました)

最終的な対処法

いろいろと試してみましたが、うまくいきませんので、結局、WMI(Windows Management Instrumentation)の再構成を行いました。

  1. パソコンをセーフモードで立ち上げます。セーフモードでの立ち上げ方については こちら を参照ください。Windows 10 (1803 or later) では、F8(ファンクションキーの8番)の連打では追いつかないかもしれませんが、その他にいくつかの確実な方法があります。セーフモード以外の場合、以下の対処法が途中で止まってしまう場合があります。
  2. 画面の左下にあるWindowsマークを右クリックして、メニューからWindows PowerShell(管理者)を選びます。
  3. 当該サービスの停止処理を行います。先ほどのコマンドプロンプトに net stop winmgmt /y と入力してEnterキーを押してください。yオプションを付けることで、関連するサービスも同時に停止できます。
  4. 続けて、ディレクトリを移動します。cd c:\%windir%\system32\wbem と入力してEnterキーを押してください。ディレクトリが変更できたことを確認してください。普通(デフォルト)は、cd c:\Windows\System32\wbem でも構いません。
  5. 最後に、ren repository repository.old と入力してEnterキーを押してください。元のレポジトリーファイルの名前を変更することで、次にWMIのサービスが始まったときに、新しいレポジトリーファイルが作成されます。(データベースの再構築)
  6. パソコンを再起動してください。

その後に、ESETのインストールを行いました。私の場合は、めでたく成功しました。この方法は、Windowsの管理者の権限のある方を対象としています。